農業を始めて半世紀以上。様々な作物にチャレンジし、土づくりから肥料、水の量など試行錯誤しながら育てることで、独自の農法を磨いてきた筋金入りの農業人。長年に渡って蓄えてきた知識はひと目で問題を見出して解決。豊富な知識を活かして生み出される斬新なアイデアや意見を求める農家も後を絶たない。夏季はハウスの中で「吊り下げ式」によって期間を長めに収穫できるようにした「レイシ」を栽培。ゴーヤよりも苦味が柔らかく、シャキシャキとした歯ごたえが特徴。80歳を越えても、趣味は昔と変わらず晩酌。薄切りにしたレイシにお湯をさっと掛け、酢醤油に浸したサラダ仕立てが焼酎の「アテ」にぴったりだという。